国際化、情報化だけではなく、個人化というトレンドを深く捉える必要があります
国際化と情報化が盛んに叫ばれはじめていた昭和40年代に、私たちはこのトレンドの認識が、重要な流れを看過していることを指摘しました。それは、個人化です。この個人化という潮流を認識しないと情報化の本質的な意義が理解できないと提起しました。
最近この個人化という側面が徐々に認識されてきたのは当然と言わなければなりません。個人化という現象を把握しなければ、高度情報化の歴史的な意義や影響が正確に捉えられないからです。
情報通信の急激な発展、インターネットの普及は、情報化が個人を主体としたネットワークであり、「個の確立」という近代以降のテーマが、情報というレベルで世界的に完遂されつつある現象と見ることができます。

国際化、情報化だけではなく、個人化というトレンドを深く捉える必要があります
この流れは、マーケティングにも決定的な影響をもたらしています。One-to-Oneマーケティングの普及、仲介業者の中抜き、プロダクト・リンク等従来のビジネスでは不可能であったユーザへの直接販売を通して、企業は個人個人のニーズに合わせたカスタマイゼーションを行いはじめました。これは、ユーザとのコミュニケーションの継続的な醸成をめざし、マーケットを創造する活動にほかなりません。
テクノロジとマーケティングを戦略的に統合するコミュニケーション・ソリューションが、いま最重要の経営課題となっているのです。

豊かなコミュニケーションにはリレーションシップがあり、対話(dialog)があります
私たちはいま、ブロードバンド化の潮流のなかにいます。しかし、ネットワークの整備がそのままコミュニケーションを活性化するわけではないことに注意が必要です。携帯電話が多用されるのは、そこにコミュニケーションしたいと思わせるリレーションシップ(関係性・結びつき)が成立しているからです。
コミュニケーションはネットワーク・インフラとコンテンツの問題と考えられがちです。しかし、コンテンツ以前にリレーションシップの育成の問題として把握されなければなりません。より正確にいえば、リレーションシップとインタラクションを創り上げていくダイナミクスと考えるべきなのです。
私たちのコミュニケーション・ソリューションは、「リレーションシップ」−「インタラクション」−「エンゲイジメント」のプロセスを統合するコラボレーション・マーケティングです。
私たちは、情報ネットワークを活用して対話のある豊かなコミュニケーションを育て、温かくて優しい、そして手触りの感じられる文化社会を創ることに貢献したいと思います。
Matrix of Collaboration Marketing